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届く歌 その3

「ユリエはその朝 学校に行かない決心をした
 ポケットに財布と お気に入りのカーディガンを肩にはおって
 火傷した右手で玄関のドアを閉めて飛び出す
 ユリエは学校と反対の方角へ国道を歩く
 ユリエとすれ違う何人かは不思議そうにユリエを見てた
 ねえパパ もう2度と私をぶつこともないんだよ
 ねえママ ホントは少しホッとしてるんじゃないの?
 ユリエは口笛でヒヨドリの声を真似しながら歩く

 ユリエはコンビニでジュースとサンドイッチを買ってほおばった
 パトカーを見るたび自分を探してるんじゃないかと思った
 空はキラキラ輝いて 少し歩けば海が見えてくる
 ユリエは思い出す ずっと前にパパとママで海に行ったね
 大きな膝の中 あったかくてずっと丸まって眠ってた
 ねえパパ 自分の娘にあんなことして楽しい?
 ねえママ 私の目つきが嫌と何度も言ったね
 ユリエは鼻先で潮の香りを感じてちょっとほほえんだ

 教室じゃ今頃 アヤカとサリナが心配してくれてるよ
 先生は絶対 真っ青になってるよ 何だかおかしいな
 日記帳もきっと燃えたね 写真も制服ももういらない
 国道の向こうにテトラポッドの列がどこまでも並びだす
 ユリエは道沿いの低い防波堤に飛び乗って海を見る
 ねえパパ 燃える灯油の中はどんな気持ちだった?
 ねえママ いつか天国のことを私に話して
 ユリエは口笛でヒヨドリの声を真似しながら歩きだす」

 (ユリエ/小山卓治)

長くなりましたが敢えてフルコーラス載せました
私はこの歌を聴くと何故か涙が出ます
ごめんなさい

pg_china009.jpg

2011/05/28 05:09 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)

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